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ホワイトハート X文庫 | 今月のおすすめ

待望の新シリーズがスタート! ぼくと執事と婿候補 岡野麻里安&穂波ゆきねの大人気コンビ!
『ぼくと執事と婿候補』 岡野麻里安/著 穂波ゆきね/イラスト 定価:本体630円(税別)
ぼくと執事と婿候補ストーリー
ぼくと執事と婿候補  
 夏目潤は、都内の大学に通う21歳の男子学生。世田谷区の自宅で若き執事・千早と二人で暮らしている。
 坊っちゃま一筋の千早は、過去、潤に手をだそうとしたふとどきな男たちをよく磨かれた靴の踵で踏みにじってきた。
 だが、そんな潤の家に大学の後輩で、危険な匂いのする美貌の持ち主、二階堂貴明が突然乗り込んでくる。しかも、潤の寝室にまで忍び込み、自分を婿に選べと迫ったのだ! 
 さらには潤のアルバイト先にも、男のストーカーや戦国武将の霊まで現れる……!
——執事だと思うから見過ごしてしまうが、
  あれ、若い男なんだぜ?
——だから、何?
——入り婿がきて、あいつ、どう思ったかな?
寂しがり屋の「ぼく」と、鬼畜な執事と、傲慢な婿候補のトライアングルの行方は……!?
あなたのようなかたは、坊っちゃまにふさわしくありません
ぼくと執事と婿候補 主な登場人物
夏目 潤(なつめ じゅん)
夏目 潤
(なつめ じゅん)
褐色の髪と透きとおるような白い肌を持つ21歳の大学三年生。17歳で両親を亡くし、現在は執事の千早と二人で世田谷区の自宅に暮らしている。性格は寂しがり屋。都内の遊園地でアルバイトしている。手に入れれば覇王になれるという神刀・阿修羅の管理者で紫天童子と呼ばれる存在だが、本人に自覚はない。
二階堂貴明(にかいどう たかあき)
二階堂 貴明
(にかいどう たかあき)
艶のある黒髪、小麦色に陽焼けした肌、九頭身近いスタイルのよさを誇る青年。潤の1年後輩。危険な匂いのする美貌の持ち主で、大学でも艶聞が絶えない。文武両道に秀で、自信家で上昇志向の持ち主。覇王になりたいと望み、自らを阿修羅の継承者と認めさせるため、潤の家に乗り込んでくる。
千早(ちはや)
千 早
(ちはや)
潤に仕える優秀な執事で、亜麻色の髪と鈍色の瞳の怜悧な美青年。「坊っちゃま」一筋で、料理の腕もプロ並み。
明智光秀(あけち みつひで)
明智 光秀
(あけち みつひで)
本能寺の変を起こし、山崎の戦いに敗れて死んだ戦国武将・明智光秀の霊。貴明を心の友とする。
斉藤一郎(さいとう いちろう)
斉藤 一郎
(さいとう いちろう)
鳳凰大学の学生で、潤とは語学のクラスが同じ。私立の名門高校出身だが、高校時代は引きこもりがちだったという。
夏目波留人(なつめ はると)
夏目波留人
(なつめ はると)
夏目家の本家の長男で、潤の従兄。都内の私立大学で講師をしている。趣味は読書とパズルと“お菓子作り”。
一幕目から大パニック! 『ぼくと執事と婿候補』をお楽しみください!