はじめまして、蒼(あお)と申します。文章を書き始めたのが小学生の頃。あれから時が経ち、この度、デビューさせていただくことになりました。本当にありがたいことです。
風戯えは、風に吹かれてゆらゆら動くこと、という意味(登場人物のひとりが、作中で糸の切れた凧(たこ)に例えられていますが、彼のことではありません)。時の流れや、人の想いといった、ひとつのところにずっと留まらないものを軸にして物語を書きました。大正時代の生活、軍人、戦いの場面と、書きたかった要素は全部入れたかと。あとは、多くの方に読んでいただくことが、私の願いです。
読み終わった後に、ほんの少し心があったかくなる。
そう思ってもらえたら、幸いです。
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鳩かなこです。コメントに目を通して下さってありがとうございます。
くせが強くてとっつきにくい未熟な文章ですが、自分なりにその世界の情景や質感、匂い、体温なんかが書けたら、と願っております。当初、善人にそうとは知らぬうちに傷つけられていく悪人の話、というふうに思っていましたが、ふたを開けてみればまったく違うものに。主人公の片割れ・京介(きょうすけ)が中途半端に陰険なのは、その名残だと思われます。思春期のもやもや感を引きずる仮面親友が執念深くくりひろげるドロドロの愛憎劇(笑)。読んでくださる方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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