ホワイトハート X文庫 | 「書店かんばん男子」を探せ！！第４回新宿編
イケメン書店員発見のため、日夜、情報収集にはげむ我々だが、また一人のターゲットがその網にかかった。新宿在住のイケメンハンター・Ｙ嬢から、こんな情報がもたらされたのだ。
「紀伊國屋書店の新宿本店に行ったら、2階にイケメンの書店員さんがいました。しかも、外国人のお客様に流暢な英語で対応していたんです！」
興奮を隠し切れない様子のＹ嬢。私は早速、新宿にむかった。
おお、グローバル！ Ｎ.Ｙ.帰りの気になるアイツ
寒風吹きすさぶ2月の新宿。だが、さすがは「紀伊國屋書店新宿本店」。一歩、足を踏み入れれば、混み合うお客さんの熱気があふれている。
「初めまして、森下と申します。2階の雑誌売り場で、音楽と映画の雑誌を担当しております」
そこに現れたのが、今回のターゲット・森下直哉さん（33）だ。なるほど、「Ｌ」の発音がうまそうな（？）甘いマスクである。早速、取材をさせてもらった。
———英語がお得意だそうですが？
「いえいえ、もう、だいぶ忘れてしまいました。2年半前まで、紀伊國屋のニューヨーク支店にいたんです。4年半ほど、むこうで暮らしていましたが、むしろ英語は苦手な方で･･････」
———ニューヨーク！ カッコいいですね。
「いやあ、けっこう忙しくて、アパートとお店を往復するような生活でした。自転車が好きなんで、自転車で通勤してましたけど。あと、絵画を見たりするのも好きなんで、そういう意味ではたくさんのアートが見られたのがよかったですね」
自転車で街を駆け抜ける森下さんは、さぞやナイスなニューヨーカーだったに違いない。カッコよすぎです。
———ニューヨーク支店ではどんな本を売っているのですか？
「日本人の方のために、日本語の本も置いていますが、3分の１は英語の本です。日本の文化に関する本が多いですね。禅や茶道、他には、入れ墨や忍者に関する本もよく売れていました。向こうの方は忍者が大好きなんですよ。もちろん、日本のマンガも人気がありました」
———大学では経済学を学んだそうですが、紀伊國屋書店さんに就職したのはどうして？
「やはり、本が好きだったんで。えっ、『生涯の一冊』を挙げるとしたら、ですか？ そうですね、学生時代に『悪童日記』（アゴタ・クリストフ著）を読んで衝撃を受けました」
———失礼ですが、独身ですか？
「はい、いまだに実家で暮らしております。最近は親から『出て行け』っていう無言のプレッシャーを感じてます（笑）」
———好きな女性の部屋の本棚に並んでいてほしい本はなんですか？
「むずかしいですねぇ。谷崎潤一郎とかかなぁ。ちょっとシブ過ぎですかね（笑）。あっ、星新一とかもいいですね。なんとなく本が好きな女性という感じがするんで」
森下さん、ここはウソでも「ホワイトハートです」と言ってほしかった！ でも、たしかに星新一を読んでいる女性はいいなぁ。知的でチャーミングな感じがします（妄想）。
———最後に、読者の方々に一言！
「特設コーナーなどを作って、おもしろい本を積極的に紹介していきたいと思っております。年齢、性別を問わず、すべての人が満足できる書店を目指しているので、ぜひ、お立ち寄りください！」
みなさまも、もし紀伊國屋で森下さんを見かけたら、「星新一さんの本はどこですか」と声をかけてみてくださいね！
売り上げ絶好調、弊社刊『男はつらいよ 寅さん ＤＶＤマガジン』を手にする森下さん（ヤラセ）
本と美術を愛する森下さんだが、学生時代はテニス部。現在もフットサルやサイクリングを楽しむ
好きな女優は緒川たまきさんだそうです。すみません、ネクタイ直してもらえばよかったです
名 前：森下直哉（もりした なおや）
年 齢：33歳
出身地：東京
血液型：B型
身 長：170cm
体 重：62kg
趣 味：美術鑑賞、サイクリング、フットサル
店 名：紀伊国屋書店 新宿本店
住 所：東京都新宿区新宿3丁目17番7号
電 話：（03）3354－0131
あなたの街の「書店かんばん男子」を募集中！
ホワイトハートでは、書店員さんや読者の方から、「書店かんばん男子」を募集しております。本を愛するさわやかな男性書店員でしたら、どなたでもかまいません。自薦他薦も問いませんので、下記の電話番号にご連絡ください。また、メールの場合は、下記のメールアドレスに以下の応募要項でご応募ください。
wh-x@kodansha.co.jp
03-5935-3507
＝応募要項＝
件名には「書店かんばん男子係」とご記入の上、メール本文に、推薦したい書店員さんのお名前と書店名（支店名までご記入をお願いします）を書いて送ってください。できれば書店員さんの写真も添付していただけると有り難いです。
（すべての推薦には応じかねますので、ご容赦ください）
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