新シリーズスタート記念!
高岡ミズミ先生スペシャルインタビュー
●待望の新作ですね! 本作を執筆されたきっかけを教えてください。
高岡ミズミ(以下高岡) オカルト的なものが好きなので(ホラーを除いて)ときどき無性にそういう傾向を書きたくなります。そのネタは難しいと言われることもよくありますが、本作に関してはOKがでました! 実は現在も、日の目を見るかどうかわからないダークファンタジーをあれこれ思案中です。
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●登場人物の紹介と「ここを見てほしい!」という魅力を教えてください。
高岡 主人公の野々宮晋一郎は夢を持っていて、生真面目で、ほどほど抜けていて、どこにでもいるような青年です。そんな彼が、オカルト探偵である千秋時哉と出会って、助手にスカウトされてからは、事件を解決するための囮として大活躍します。夢を追いつつ囮もこなす、晋一郎の頑張りと恋を見守っていただきたいです。
●作品の舞台はどんなところですか?
高岡 晋一郎が住む叔母の家は古くからの住宅地で、昭和の風景がまだ残っているような下町。引っ越し先である千秋オカルト探偵事務所は街中というイメージで書きました。事件の中心となるビルは、その間にある感じでしょうか。夢を抱いて九州の片田舎から出てきた晋一郎にとっては、どちらも大都会です。
●本作の見どころをずばり!
高岡 やはり、晋一郎が、男の霊や妖にモテモテという点だと思います。現実世界では恋愛経験皆無でも、そっちの世界ではプレイボーイ並みで、攻の千秋が嫉妬するくらいです。
●読者へのメッセージをお願いします!
高岡 これほど長く書いてこられたのは、ひとえに読んでくださる皆様のおかげです。本作は、現代ものではありますが、オカルト要素を盛り込んでいますので、そういうのがお好きな方はもとより、あんまり……という方も、妖退治の傍ら距離を縮めていくふたりの恋模様を愉しんでいただけるのではないかと、いただけたらいいなと切に願っております。
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著者からみなさまへ
こんにちは。初めまして。高岡(たかおか)ミズミです。今作は、オカルティックなお話になりました。美形で変人、強引なのに繊細なところもあるオカルト探偵×なぜか霊や妖怪に好かれる(男限定)体質の助手兼新米イラストレーターという取り合わせの妖退治です。人間相手の恋愛経験はない主人公も、妖にはモテモテです。霊や妖怪は怖いけどなにより厄介なのは人の欲かも、などと思いつつ書いた本作、探偵助手とイラストレーターの二足のわらじを履く(どちらもまだ半人前ですが)主人公の頑張りを見守っていただけると嬉しいです。