STORY
定価:本体720円(税別)
「帝のためになど、祈ってやらない」
獣を祀る奥見島には、獣の耳と強靱な肉体をもつ一族が暮らしている。彼らは明日何(あすか)の帝に恭順の意を示しつつ、一方で自治を認められた特殊な存在だった。その強さを認められ「獣の宮の巫女」に選ばれた奥見族の娘・なぎは、流刑に処された明日何の姫と出会う。――が、実はこの姫、「迅(じん)」には大きな秘密が……。都の戦禍が島を蝕み始める。少女たちは、もう子供ではいられない。血湧き肉躍る和風ファンタジー!
定価:本体720円(税別)
獣を祀る奥見島には、獣の耳と強靱な肉体をもつ一族が暮らしている。彼らは明日何(あすか)の帝に恭順の意を示しつつ、一方で自治を認められた特殊な存在だった。その強さを認められ「獣の宮の巫女」に選ばれた奥見族の娘・なぎは、流刑に処された明日何の姫と出会う。――が、実はこの姫、「迅(じん)」には大きな秘密が……。都の戦禍が島を蝕み始める。少女たちは、もう子供ではいられない。血湧き肉躍る和風ファンタジー!
著者からみなさまへ
血で血を洗う帝位争いを経て、獣の耳を持つ者たちが住む奥見島に流罪になってしまった幼い〈姫〉。それは少年だった。露見すれば命はない。だが、体は成長し声も変わろうとしていた。そんなとき出会った強くしなやかな少女は獣の神宮の巫女であった。降り注ぐ天災と帝の刺客、およそ巫女らしくない巫女は命を狙われる皇子を島から出すことができるのか――是非お楽しみください。