STORY
定価:本体780円(税別)
君の顔を見たら我慢できなくなった
アイドル的なルックスで人気を博す若き国会議員・茅 正輝(ちがやまさき)は、ある夜偶然、辣腕弁護士の武本 譲(たけもとゆずる)と行き会う。茅がかつて関係を持った樟 栄佑(くすのきえいすけ)の、現在の恋人である美貌の官僚・立花斎樹(たちばないつき)――その立花と家族同然のつき合いを続ける武本に、茅がありえない大胆さで誘いをかけたのは、最初はかすかな嫉妬を伴う当てつけのつもりだった。ところが体の相性のあまりのよさに、互いに貪るように逢瀬を重ねてしまい……。
著者からみなさまへ
「霞が関で昼食を」シリーズ最終巻を飾るのは「お茶の間の弁護士」こと武本 譲と、アイドル議員「茅 正輝」の二人です。前作で少しだけ話題に出てきた、接点のなさそうな武本と茅が、どこでどう出会いどう進展してどこに到着するのか、立花や樟とともに見守ってもらいたいです。ちなみに、立花と樟は「三歩進んで二歩下がる」カップルでしたが、果たして武本と茅はどんな二人になるでしょう。シリーズのこれまでをご存知の方はより深く、そしてご存知なくても楽しんでいただける話だと思っています。霞が関で過ごす彼らの恋物語をお楽しみいただけると嬉しいです。