18歳。
剣の腕前があり、男のふりをして村の用心棒として生きてきた。生真面目でまっすぐな性格、ちょっと意地っ張り。家族も記憶もなくし、キルと出逢う。生い立ちに秘密があるようだが……?
世界最強と言われる火焔獣。
とても美しい橙煌色(とうこうしょく)の毛並みを持つ。 人々から恐れられ、孤独に生きてきた。口が悪く態度もぶっきらぼうだが、意外と優しい。
アイラが窮地(きゅうち)に陥(おちい)ると、なぜか現れる凄まじい美貌の青年。
どうやら声を出すことができないらしい? 突然、アイラの頬を舐(な)めるなど、行動が不可解なところがある。
腰抜けだと噂(うわさ)の王様。王妃はまだいない。
軍備にまったく力を入れず、日夜、宴(うたげ)を開いている。
最強獣キルの俺様で毒舌なセリフも見どころです。
編集部が独断で、キルのしびれるセリフベスト3を選んでみました!
素敵すぎる~ 乙女としては、一度でいいからこんなことを言われてみたいものですね。
敵軍の群れに向かってキルが放った言葉。
最高にかっこいいセリフです!
アイラが思わず、「おまえみたいな性格の悪い獣なんか、まっぴらだ!」と、叫んでしまったキルの言葉。確かに、なんて俺様なんでしょう……。
キルのやきもち焼きがわかる、可愛いセリフ ちなみに「胸にかかえたオス」とは、白羽獣のリュリュ。カバー表紙の左上にちょこんと登場してますので、ぜひチェックしてみてね!
キルのアイラに寄せる熱い想いとは裏腹に、謎の美青年に一目惚れしてしまう彼女。
果たして、3人(?)の微妙な関係は……!?
おれの、この感情は、なんなんだ?
なぜ彼の瞳を見ると、どぎまぎしてしまうんだ? ひどく懐かしい人に逢ったような、胸が締め付けられるような、この初めて感じる不思議な感情は、いったいなんなんだ……?
(……本当は……逃げたいのではなくて、あなたと離れたくないんです)
そう、本心を打ち明けてしまえたら。 自分はこれから敵と戦わなければいけない。命を落とすかもしれない。 そんなことは、すこしも怖くないのに、この人と離れることが、とても怖い。
――ずっと男として生きてきたアイラ。絶対、自分は恋になど落ちないと思っていたのに……。長年かぶりつづけてきたはずの『男の仮面』が、彼の前では、ついはずれてしまう。そんな可愛い乙女心の変化に、ぜひご注目ください!
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