夏目潤は、都内の大学に通う21歳の男子学生。世田谷区の自宅で若き執事・千早と二人で暮らしている。
坊っちゃま一筋の千早は、過去、潤に手をだそうとしたふとどきな男たちをよく磨かれた靴の踵で踏みにじってきた。 だが、そんな潤の家に大学の後輩で、危険な匂いのする美貌の持ち主、二階堂貴明が突然乗り込んでくる。しかも、潤の寝室にまで忍び込み、自分を婿に選べと迫ったのだ! さらには潤のアルバイト先にも、男のストーカーや戦国武将の霊まで現れる……!
——執事だと思うから見過ごしてしまうが、
あれ、若い男なんだぜ? ——だから、何? ——入り婿がきて、あいつ、どう思ったかな?
寂しがり屋の「ぼく」と、鬼畜な執事と、傲慢な婿候補のトライアングルの行方は……!?
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