- 亡き父の施療院を継ぎたいと強く望む、医師見習いの18歳。生まれ育った田舎町では母親譲りの容姿が浮いていることを気にして、髪と素顔をいつも隠していた。母の形見である青い睡蓮の髪飾りから、思わぬ事実が明らかになっていく。しっかりした性格だが頑固な一面も。
- トラブヌス州の総督。ファルス戦役で戦功を立て、26歳という最年少で宰相へと抜擢される(前作『囚われの歌姫』の政変時は27歳)。ファルス戦役が終わって帝都へ凱旋する途中で、アスラーンとハディージェの事件に遭遇する。
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- 帝国随一の法律家の名門カラハリル家の跡継ぎ。24歳という若さで高位の法官となったことで名を知られるが、実際は陰で努力する秀才タイプ。プライドが高くかなりのひねくれ者だが、思いこみも激しくて案外一途!?
- エルトゥールル帝国の第一皇子。子供の頃、目を潰されて幽閉されていた伯父と出会った経験から、兄弟を殺して皇帝になることを決意する。ハディージェに思いがけない事実を告げる。利にならないことはやらない主義の23歳。
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