ホワイトハート X文庫 | 今月のおすすめ
天下無双の天然女官。明るく前向きな性格だが、恋愛に関しては超絶的奥手。雪から正妃になるよう迫られ、ドキドキの日々を送る純情な十六歳。
華の親友で同僚の女官。好奇心旺盛で後宮一の情報通。春華と雪をくっつけるため、あれこれとお節介を焼く。
禁軍府二番手の実力を誇る雪の護衛官。女たらしで無神経な発言をして、よく雪や明明を怒らせている。
追っ手を欺(あざむ)くため、女性として生きてきた美貌(びぼう)の皇子。嫉妬深くて策士。かなり強引な一面も。春華を寵愛(ちょうあい)し、唯一の妃(きさき)にしたいと思っている。
春華の父親で史上最強の親バカ将軍。皇帝とは親友だが反りが合わず、よく娘の結婚を巡って喧嘩している。
冷静沈着で非常に有能な雪の秘書官。情報収集力を駆使し、雪を手玉に取ることができる唯一の人物。
「わたしを愛していると?」
間近まで顔を寄せられ、もはや目を見続けることはできなくなった。それでも、何とか首を縦に振る。今の自分にはそれが精一杯だ。
「ならば、わたしの妻になってくれるね?」
(第2巻246pより)
「春華がわたしの子をたくさん産んでくれれば、何も問題はないよ。それに大切なのはお互いの気持ちだろう? 春華はわたしのことが好き? それとも、嫌い?」
突然、顎に指をかけられ、春華の心臓は陸に出た魚のように大きく跳ね上がった。
(第1巻266pより)
「自分だったら釣り合うとでも言いたそうな口ぶりだな。何なら、どちらが彼女にふさわしいか試してみるか?」
「望むところだ!」
「二人とも、やめてくれ!」
(第3巻112pより)
「雪、降ろしてくれっ」
小声ながらも必死になって訴えるが、聞き入れてはもらえない。
周囲からは更なる冷やかしや黄色い声が飛び、春華は恥ずかしくて雪の懐に顔を隠した。雪は周りからの視線など全く気にする様子もなく、妓楼から颯爽と立ち去っていく。
(第3巻94pより)
定価:本体630円(税別)
用心棒組織の頭(かしら)を父に持つ春華が、任務の途中で倒れ目覚めた場所はなぜか、絢爛豪華(けんらんごうか)な後宮の一室だった。そこで春華を待ち受けていたのは、初めての女友達に、運命の恋——!? 大切な人を捜すため女官となった暴走娘と、女性として生きてきた美貌の皇子が紡ぐ恋と革命の物語!
定価:本体600円(税別)
雪の正妃の座を狙い、名家の美姫(びき)たちが後宮入りしてきた。そんな中、「春華は雪の寵姫(ちょうき)」だという噂が広まってしまう。春華は正妃候補たちに目をつけられ、何者かに命まで狙われて……。新しい職場で待ち受けていたのは、二人目の親友に、甘すぎる夜——!? 波乱の後宮恋物語!
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