ホワイトハート X文庫 | 今月のおすすめ
深川芭介
(ふかわ ばすけ)
西洋骨董店「時韻堂」の主人。
華奢な身体つきだが、顔は鼻が高く西洋風。
高澤輝乃丞
(たかざわ てるのじょう)
横浜税関の役人。
背が高く、色黒の九州出身の日本男子。
彼専用の椅子があるほど、「時韻堂」に暇があると入り浸る。芭介とは飲み友達。
田汲直之介
(たくみ なおのすけ)
高澤の部下。
目元涼しげな、男らしい風貌。
ちょっと冷たい雰囲気からか、誤解されやすい性格。
星きのか
横浜の豪商の一人娘。
紫の袴で有名な東京のお嬢様学校に通っている。
ある夜、「時韻堂」の店内では芭介がフランスから仕入れた、幽霊と話ができるという「プランシェット」を使って、交霊会が開かれていた。 3人の客が見守るなか、「プランシェット」が描きだしたのは——。
だった。
(詳しくは立読みを!)
一方、田汲尚之介は不思議な夢を見るようになる。
朧な赤い光の中に、ぼうっと浮き上がる色の白い芸妓姿の女性。
赤い角灯と、舞い散る桃の花に囲まれてたたずむ女。
彼女は田汲になにを告げようとしているのか。
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