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岡野麻里安先生 & DUO BRAND.先生スペシャルインタビュー!

双蝶(そうちょう)の契り 〜後宮の姫、龍を画す〜

双蝶(そうちょう)の契り 〜後宮の姫、龍を画す〜
岡野麻里安 著 イラスト/DUO BRAND. 定価:本体660円(税別)双蝶(そうちょう)の契り 〜後宮の姫、龍を画す〜

かわいい乙女心×エロティック♡最悪な出会いから始まった運命の恋物語「双蝶の契り 〜後宮の姫、龍を画す〜」、もうお読みですか? 岡野麻里安先生とDUO BRAND.先生に、今回の創作秘話など、作品への思いをうかがいました。おふたりのご回答に注目です!

岡野先生への質問

作品や登場人物のアイディアは、どんなところからヒントを得たのでしょうか?

それは秘密です。いえ、秘密というより、自分でもわかりません。アイディアや書きたいものを書き留めたカオスなノート(心の赴くままにグリグリ書いてあるので、私にしか、いや、私にも読み取れないことも)があるので、それをじーっと睨んで、結局、一から作ります。
今回は中華後宮を舞台にした恋愛ものという題材が先にあり、そこにどんな女の子が行くと面白い物語になるかなと考えているうちに、桃玉は絵を描くのが好き、青狼は「むいむい」が苦手などの設定が出てきました。

とても華やかな中華後宮が舞台ですが、参考にした物語や歴史上のエピソードはありますか?

参考にした物語や歴史上のエピソードは、実はないんですよ。ただ、読んでくださるみなさまに親しみやすく、わかりやすくなるようにと心がけながら、最近の海外ドラマや映画をたくさん見て、衣装や建物の雰囲気を参考にしました。だから、舞台は中華風なのですが、価値観や人の感情の流れは現代に近いものになっていると思います。

本作をお書きになるうえで、心がけたこと、工夫したこと、苦労したのはどんなところですか?

恋愛を中心にしたお話なので、なるべく戦闘シーンを書かないようにするのが難しかったです。つい、バトルしたくなるもので。
それと衣装ですね。恋愛ものは脱ぐことが多いので、あの華やかで綺麗な衣装はどうやって着ているのか、ボタンはあるのか、全部紐やリボンや帯なのか調べましたが、資料がとても少なくて本当に苦労しました。実は、いまだによくわかっていません(汗)。得意なかた、ご指導お願いいたします!

主人公の青狼が「むいむい」嫌いという設定は、どんなきっかけで思いついたのでしょうか!?

鬼畜美形で独裁者で俺様な主人公に、可愛くてへたれた欠点を持たせたかったのです。そんな彼の可愛い一面をヒロインだけが知っているのって素敵じゃないでしょうか(笑)。駄目?

お気に入りのキャラクターは誰ですか?

主人公たちは、むろん、お気に入りですが、脇キャラでは劉子翼。

ご執筆のときにはどんな男性をイメージして書いていますか?

セクシーな男性が多いです。それぞれのキャラクターの雰囲気に似た俳優さんをイメージする時もありますし、モデルを設定しないで書く時もあります。

本作で、「ここが書きたかった!」というシーンは? いちばん好きなシーンを教えてください

青狼の姿を描く桃玉のシーンかな。二人が心を少しずつ近づけていく場面なので。恋愛のこういう焦れったいような照れくさいような、でも、もっとゆっくり時間が流れて欲しいって感じが表せていたらいいなと思います。

読者のみなさまへメッセージをお願いします!

上の回答で大真面目に資料とか設定とか言っておりますが、この『双蝶の契り〜後宮の姫、龍を画す〜』は男女の糖度の高い恋愛ものを目指しました。設定に凝るより、恋愛シーンをもっとがんばれとみなさまに叱られないように、ロマンチックなシーンに力を入れましたので、お手にとっていただけたら幸いです!

DUO BRAND.先生への質問

本作でお描きになっていていちばん楽しかったシーンは?

中華風のファンタジーなので、衣装をふだんとちがうタイプのものにデザインすることができて、とても楽しかったです。

お気に入りのキャラクターは誰ですか?

太公です。若い頃にいろいろやったんだろうな……と想像させてくれるので(笑)。

中華後宮を描くうえで、大変だったことや苦労したのはどんなところですか?

女性の髪の結い方を考えるのに苦労しましたが、描くのは楽しかったです。

甘いシーンを描くときに、心がけていることや工夫していることは?

女の子の表情にはとくに気をつかいます。眉とか口の開けかたとか、あいまいなくらいのほうが色っぽくてかわいいと思うので……でも感情も伝えたいし、と。

本作のなかで「これはとくに力作!」というイラストはどれですか? その理由も教えてください!

挿絵9枚目の、池からヒロインを助けるシーンです。水に濡れた布の重さとか、背景の建物とか、いろいろと工夫して楽しく描きました。

物語のなかで、いちばん好きなシーンはどこですか?

桃玉が青狼の絵を描いているシーンです。皇帝と皇妃候補の女性という普段の関係とは違う“絵描き”の目線で青狼のことを見ているのがおもしろかったです。

読者のみなさまへメッセージをお願いします!

華やかな中華風のファンタジーの世界を、ぜひお楽しみください!