それは秘密です。いえ、秘密というより、自分でもわかりません。アイディアや書きたいものを書き留めたカオスなノート(心の赴くままにグリグリ書いてあるので、私にしか、いや、私にも読み取れないことも)があるので、それをじーっと睨んで、結局、一から作ります。
今回は中華後宮を舞台にした恋愛ものという題材が先にあり、そこにどんな女の子が行くと面白い物語になるかなと考えているうちに、桃玉は絵を描くのが好き、青狼は「むいむい」が苦手などの設定が出てきました。
参考にした物語や歴史上のエピソードは、実はないんですよ。ただ、読んでくださるみなさまに親しみやすく、わかりやすくなるようにと心がけながら、最近の海外ドラマや映画をたくさん見て、衣装や建物の雰囲気を参考にしました。だから、舞台は中華風なのですが、価値観や人の感情の流れは現代に近いものになっていると思います。
恋愛を中心にしたお話なので、なるべく戦闘シーンを書かないようにするのが難しかったです。つい、バトルしたくなるもので。
それと衣装ですね。恋愛ものは脱ぐことが多いので、あの華やかで綺麗な衣装はどうやって着ているのか、ボタンはあるのか、全部紐やリボンや帯なのか調べましたが、資料がとても少なくて本当に苦労しました。実は、いまだによくわかっていません(汗)。得意なかた、ご指導お願いいたします!
鬼畜美形で独裁者で俺様な主人公に、可愛くてへたれた欠点を持たせたかったのです。そんな彼の可愛い一面をヒロインだけが知っているのって素敵じゃないでしょうか(笑)。駄目?
主人公たちは、むろん、お気に入りですが、脇キャラでは劉子翼。
セクシーな男性が多いです。それぞれのキャラクターの雰囲気に似た俳優さんをイメージする時もありますし、モデルを設定しないで書く時もあります。
青狼の姿を描く桃玉のシーンかな。二人が心を少しずつ近づけていく場面なので。恋愛のこういう焦れったいような照れくさいような、でも、もっとゆっくり時間が流れて欲しいって感じが表せていたらいいなと思います。
上の回答で大真面目に資料とか設定とか言っておりますが、この『双蝶の契り〜後宮の姫、龍を画す〜』は男女の糖度の高い恋愛ものを目指しました。設定に凝るより、恋愛シーンをもっとがんばれとみなさまに叱られないように、ロマンチックなシーンに力を入れましたので、お手にとっていただけたら幸いです!