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ホワイトハート X文庫 | 今月のおすすめ

WH初登場! 丸木文華先生インタビュー! 罪と蜜 もっともっと、俺を欲しがってくれ。 罪と蜜 『罪と蜜』丸木文華(まるき ぶんげ)/著 笠井あゆみ/イラスト 定価:本体600円(税別)
好きな作家さんは? 大好きな本を教えてください。
好きな作家さんはたくさんいるんですが、最近読み返して改めて好きだなあと思ったのは谷崎潤一郎『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』です。随筆なのですが、言葉が本当に美しくて溜息が出ます。
今、ハマっていることはありますか?
最近になって長風呂を覚えました。今まで鴉(からす)の行水だったので…。お気に入りの入浴剤を入れたお風呂に浸かりながらPSPで遊んでいっぱい汗をかくと、その後に飲む冷たいお水がすごく美味しいです。
いちばんリラックスするのはどんな時ですか?
原稿を上げた後お風呂に入ってぐっすり寝る時です。サウナに入った後の水風呂も大好きです。なんかさっきから風呂の話しかしていないような…。
好きな言葉はありますか?
一意専心。一生懸命ひとつのことを続けていけば自ずと道は開けていくような気がします。
好きな映画や音楽は何ですか?
映画はホラーやサスペンスが好きです。『ワイルドシングス』のようなどんでん返しのあるものが大好きです。綺麗で結末のはっきりと描かれていないものも好みです。『エコール』のような。音楽は何でも聴きます。静かなしっとりとしたものが好みです。
小説を書き始めたきっかけは何ですか?
本を読むのが好きでお話を考えることが小さい頃から好きでした。親がよく旅行に連れて行ってくれて、長い道中妄想に耽るのが旅の一番の楽しみだったかもしれません(笑)。自然とお話は書くようになっていました。
今回の作品『罪の蜜』はどのようにして生まれたのでしょうか?
私が美大出身なので美術系のお話は書いてみたいなとずっと思っていました。昔観た『アマデウス』も好きで、天才と凡人の話も書きたかったので、今回主題にできてよかったです。
このお話を書いていて楽しかったシーン、苦労した点は?
楽しかったシーンは種明かし的な最後のほうのシーンでしょうか。苦労した点も同じで、このアイディアがふと浮かぶまで、このままじゃつまらないなと悩んでいました。
今後、どんな作品を書いてみたいですか?
ホラーが書いてみたいです。幽霊とかではなく、生きている人間のほうが怖いというお話を。
読者のみなさんへ、メッセージをお願いします!
ホワイトハート様では初めて書かせていただきます。丸木文華です。いつも執着だのドロドロだのという話ばかり書いていますが、今回も例に漏れず嫉妬や執愛の作品です。どうぞよろしくお願いいたします。
ぜひ、丸木文華先生の『罪と蜜』をお楽しみください!