本作が「調香師」「香り」がテーマになったきっかけ、いきさつは?
『攻が公衆の面前で受を抱きしめて「こいつは俺のもの!」と態度で威嚇しまくって、周囲はきっちり威嚇として受け止めて遠巻きにしているのに、受だけは「これには理由があるんだから、おれの恋心は知られちゃいけない……」なんて考えてしまう、すれ違いまくった人間関係を書きたい』というところが出発点でした。このシーンが違和感なく嵌る(力技で捻じ伏せられるとも言う)設定を探っていったところ、天才調香師に辿り着きました。
好きな香水やブランドは?
好きな香りは、マンダリンなどの柑橘系と、ブーケタイプのフローラルです。ブランドにはまったくこだわりがなく、香りと壜の可愛さで選びます。
ずばり! 男性の香りでお好きなものは……?
着物の男性と町中で肩がぶつかった時に、白檀の香りがふわんと広がったりしたらもう、それだけで恋が始まると思います。さらに、ぶつかったのが学ランの男子高校生で「今の匂いなんだったんだろ……」なんて後ろ髪を引かれながら、自分は汗臭くなかったかと腕をくんくんしだしたりなんかしたら、もう。ごちそうさまです。
つい「すんすん」嗅いでしまう匂いは?
干した後の布団です。ふっくふくの太陽の匂いに、ときめきます。
好きだけど、人にはちょっと言いにくい匂いは?
古書を開いた時の、ちょっとカビくさい紙の匂いがなんとも。
普段は香水をつけていますか?
身につけるよりも、小物に使うことが多いです。しおりなどにふりかけて、鞄に入れておいたりとか。
この作品を読みながら嗅いでほしい匂いは?
ぜひ、ご自身のお好きな香りを。身につけられるもよし、「○○(キャラ名)をこの香りに染めてやるぜ」と妄想するもよし、楽しんでいただけたら嬉しいです。
ホワイトハートに初登場! 何か気にかけたことはありますか?
はじめて拙作をご覧くださる方にも、楽しんでいただけるお話を書きたいなぁ、と気合いをたっぷり込めてみました!
創作意欲が高まる場所は?
お風呂の中。絶対に書けない場所、というのがポイントかもしれません。
先生ならではのパワースポットはありますか?
晴れの日の木蔭でしょうか。葉っぱが陽光に透けてるのを見ると、なぜか妙にパワーをもらえます。
趣味や、気分転換の方法は?
散歩と入浴です。
生活リズムは朝型? 夜型?
朝型です。以前は夜じゃないと書けないくらいだったのですが、年々、夜は眠いから寝る……と、欲望に忠実になってきました。
執筆時の愛用品、欠かせないアイテムはありますか?
水分をすごく取るので、マグカップが欠かせません。今は、オリエント・エクスプレスの車内で使われているモデルの、ジノリのマグカップを愛用しています。乗ってもいないのに、気分だけセレブに。
思わず萌えてしまう物や人は?
スーツです。スーツ最強です。
冴島のような俺様タイプと和のような天然タイプ、どちらにきゅんとしますか?
傍観者として楽しいのは、冴島タイプです。俺様で強引で傲慢な人が、唯一の相手にだけは頭が上がらないとか、きゅんとします。もっと振り回されるがいいよ。
天然くんは、スーツ姿なら、きゅんだと思います。普段はまったりお茶飲み友達で。
天然くんは、スーツ姿なら、きゅんだと思います。普段はまったりお茶飲み友達で。
こんなテーマで書いてみたいなというテーマは?
冴島みたいな俺様攻が、ぎゃふんとなる話を書いてみたいです。
読者にメッセージを!
ホワイトハート様では、はじめてお目にかかります。水瀬結月と申します。俺様攻×天然受の組み合わせは、大好物のカップリングなので、とても楽しく書かせていただきました。一見なんの問題もなく交わされている会話の、勘違いとすれ違いっぷりに、ツッコミつつ萌えていただけたら嬉しいです。少しでも楽しんでいただけたら、幸いです。