『VIP 兆候』刊行記念
高岡ミズミ先生スペシャルインタビュー
ついにセカンド・シーズン開始ですが、今の気持ちをお聞かせください。
高岡ミズミ(以下高岡)そわそわというのが一番ふさわしい言葉かもしれないです。あとは、いろいろ考えすぎて頭がパンクしそう、でしょうか。そして、セカンド・シーズンもお手にとっていただけるといいなあと、その気持ちでいっぱいです。
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ファースト・シーズンの10冊を経て今回始まったセカンド・シーズン。作品の方向性に変化はありましたか?
高岡 ファースト・シーズンは久遠の私情による目的を果たさせることと和孝の心情の変化を中心にしてきましたが、すでに恋愛的にはできあがったふたりですので、今回から始まるセカンド・シーズンは、接点の少ないふたりがお互いどう向き合っていくかという点がポイントになりそうです。一方で、上総(かずさ)の野望というか目標を叶えさせてあげたいという目論見もあります。邪魔者は多いですけど。
主役二人の関係になにか変化はありますでしょうか?
高岡 久遠のスタンスはあまり変わってなくて、変わっているとしたら和孝のほうです。立場的にも心情的にも少し大人になったので。とはいえ、根っこの部分はやはり暴れ馬なので、やっぱり久遠は苦労しそうですが。
シリーズ開始から10年以上たった高岡先生の心境の変化は?
高岡 いろいろありました。環境も変わりましたが、長く同じキャラを書いてきてすごく愛着が湧いている半面、客観的に見られなくなるのではないかという危惧もあります。ただあまり怖がらないで、やるべきことをやろうと思ってます。
今後の展開予定をぜひ教えてください。
高岡 本作『VIP 兆候』で_顔見せした人たちが深く関わってくる予定です。やくざならではの揉め事、そこからのスキャンダル等。あと、スピンオフもありますので、どのキャラのお話になるのか愉しみにしてくださると嬉しいです。
待っていてくれた読者の皆様へ、メッセージをお願いします。
高岡 兆候というタイトルどおり、今作は始まりという感じの内容になっているかと思います。沖 麻実也先生のイラストで心機一転のセカンド・シーズン、おつき合いいただけますよう心から祈っています。
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著者からみなさまへ
こんにちは。高岡(たかおか)ミズミです。いよいよセカンドシーズンが始まるということで、ずっと緊張しっぱなしです。いまからこの調子では発売日にはどうなっているか……とこれを書きながらどきどきしてます。いえ、とにかく「VIP」セカンド・シーズンスタート。気分新たに、前向きに頑張っていこうと思います。