デビューのきっかけや、デビューにまつわる思い出を教えてください。 某社の小説新人賞募集の第1回に応募し、その時は落選したんですが、その後、1年以上経ったある夜の11時過ぎ、唐突に編集長から電話がありまして。「雑誌に穴が開きそうだから、ちょうどいいページ数のあなたの作品を載せます」(ちなみにその雑誌、「ファンタジー」の本だったのに、私は「BLっぽいもの」を応募していました……)と。それで、ずうずうしくも、そのまま業界に居座って今に至る、という……。要するに敗者復活戦でかろうじて生き残った、ということですね(笑)。 仕事中にこれだけはかかせないという愛用品・必需品はありますか? 飲み物! とにかく、手元になにかないとダメです! 作家になって嬉しいこと、大変なことは? 嬉しいのは、やっぱり読者さまからお手紙をいただくことですね。そのために書いているようなものです(笑)。大変なのは……、運動不足がどんどん悪化して、すっかり全身霜降り肉化していること……? 牛なら極上の値で売れそうなくらい、見事にサシ入っちゃってます……。 仕事中のBGMは? メロディックメタル系が好きです。近頃のマイブームは、キャメロットとか、ソナタ・アークティカ、ストラトヴァリウス、ドリームタイド、タイム・レクイエムなど……。 息抜きの方法はありますか? 本を読むことと、手芸です。ティッシュカバーやペットボトルカバー、髪飾りなどを、ちまちまと手作りして知人に配ってます。 この世で一番幸せな瞬間は? 原稿が仕上がった時!! 影響を受けた作品(映画、小説、漫画)などはありますか? 好きな方はたくさんいるんですが、神と崇め奉っている漫画家さまは、内田善美先生。小説のほうでは、レイ・ブラッドベリ。BLでは、山藍紫姫子先生、それから、吉野さくら先生、嶋田双葉先生は、デビュー前にとても憧れていました。 昔からのお知り合いだという吉田先生とすがはら先生ですが、お二人だけのエピソードを教えてください。 え? じゃあ、竜ちゃんの初対面の印象とか(笑)? まだ10代で、ものすごく人懐っこくて可愛かった竜ちゃんは、その時の新年会で☆アイドル☆でした(マジな話ですw)。 キャラクターの中で、ご自身がいちばん投影されているのは? たぶん……『キル』じゃないかと……(苦笑)。まわりの人に訊いたら、みんなそう言いそうです……。 このキャラクターになってみたい! というキャラクターはいますか? アイラですね。男装で剣の達人、というのは理想です。 アイラとは別に、書いてみたいというファンタジー作品の設定はありますか? はい。SFとか、スペースオペラっぽいものとか、今までに書いたことのない舞台のお話を書いてみたいです。 アイラとキルの関係にじりじり・ドキドキしていますが、3巻目の展開をちょっとだけ教えて! おやおや、そんなことに……という展開になります。 読者に一言メッセージを! 初めての男女ものだったので、ドキドキものでしたが、なんとか次巻で終えられそうです。大団円まで、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
アイラ~セイリアの剣姫~ 「世界最強の俺様が、おまえと契約してやる」獣のくせに恐ろしく口が悪いキルは、アイラの両親が死ぬ間際に、特殊な力で呼び寄せたという。戦火の中、なぜか男装していたアイラは、伝説の国セイリア王家の生き残りかもしれず、魔物のような強大な力を秘めているというのだが…… !? 男装の少女アイラと、毒舌で意地っ張りな獣キルの謎に満ちた冒険の旅がいま始まる! |