STORY

異世界で、たくましい伴侶ふたりに守られてーー
熊族の騎士ゲイルと獅子族王弟のダグラスから運命の「番(つがい)」として求められ、彼らの手をとったチカ。伴侶ふたりに甘やかされ愛される日々の中、チカの特別な能力について、いよいよ対策をしなければいけなくなった。チカの能力とは、その強力すぎる治癒術だ。それはチカが、魔力が高いとされるヒト族だったためか、それとも日本から異世界転移してきた特殊な存在だからなのか……いずれにせよ、その圧倒的な力を迂闊に第三者に知られれば、チカの身の危険どころか、国家間の紛争の種にすらなりかねない。そこで、国と権力をもつ王族の保護下にチカを置くため、ダグラスとゲイルは故郷であるレオニダスヘ向かうことに。つまり、チカにとっては「伴侶のご家族との対面」というミッションも兼ねる旅となったのだが……。
※本書は、単行本「愛を与える獣達 ~無骨な熊と王者の獅子と異界の『番』」を分冊し、電子書籍として加筆修正したものです(4分冊のうちの第3巻)。










著者からみなさまへ
茶柱一号(ちゃばしらいちごう)です。デビュー作である本作『愛を与える獣達』の電子分冊版3巻目をお届けいたします。ざっくり申し上げますと、「伴侶の家族にご挨拶編」とでもいうべき雰囲気の今巻。ゲイルとダグラスそれぞれの親御さんや親族関係者に、チカが嫁として受け入れられるか……というお話なのですが、嫁いびりどころか皆に愛されまくってしまうさまを、ぜひご堪能ください。ヘクトル様(レオニダス前国王・ダグラスの父)と、セバスチャンさん(ゲイルさんちの万能執事)が、ある意味とても強いです……。次巻がクライマックスですので、よろしくお願いいたします。