STORY
定価:本体780円(税別)
軽井沢へ、二人だけの逃避行――
財務省国際局に勤務する美貌の官僚・立花斎樹(たちばないつき)と、その後輩で恋人の樟栄佑(くすのきえいすけ)は、忙しい仕事の合間をぬって軽井沢へ出かけることに。それは恋愛初心者の立花が初めて計画した「大切な相手」との旅行だった。一方、立花の親友で二人のよき理解者でもある弁護士の武本譲(たけもとゆずる)は、過去に樟と関係があった国会議員・茅正樹(ちがやまさき)の連絡先を、なぜかしきりに知りたがって……? 霞が関のエリートが織りなす風味絶佳の恋物語!
著者からみなさまへ
「霞が関で昼食を」シリーズ5作目の「つかの間の休息」をお届けいたします。サブタイトルにありますように、今回は霞が関の日々ではなく、お休みの二人の日々です。日常から解き放たれた「非日常」で、立花と樟の二人はほんの少し(たっぷり?)羽目を外して、かなり糖度高めの日々を過ごしています。1本は国内の避暑地で、1本は自宅で「休息」を楽しみながら美味しい食事をしている二人の姿をこっそりのぞき見してください。