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霞が関で昼食を
つかの間の休息

ふゆの仁子/著 おおやかずみ/イラスト 定価:本体780円(税別)

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STORY

霞が関で昼食を つかの間の休息定価:本体780円(税別)

軽井沢へ、二人だけの逃避行

財務省国際局に勤務する美貌の官僚・立花斎樹(たちばないつき)と、その後輩で恋人の樟栄佑(くすのきえいすけ)は、忙しい仕事の合間をぬって軽井沢へ出かけることに。それは恋愛初心者の立花が初めて計画した「大切な相手」との旅行だった。一方、立花の親友で二人のよき理解者でもある弁護士の武本譲(たけもとゆずる)は、過去に樟と関係があった国会議員・茅正樹(ちがやまさき)の連絡先を、なぜかしきりに知りたがって……? 霞が関のエリートが織りなす風味絶佳の恋物語!

著者からみなさまへ

「霞が関で昼食を」シリーズ5作目の「つかの間の休息」をお届けいたします。サブタイトルにありますように、今回は霞が関の日々ではなく、お休みの二人の日々です。日常から解き放たれた「非日常」で、立花と樟の二人はほんの少し(たっぷり?)羽目を外して、かなり糖度高めの日々を過ごしています。1本は国内の避暑地で、1本は自宅で「休息」を楽しみながら美味しい食事をしている二人の姿をこっそりのぞき見してください。

初版限定特典

初版限定特典

初版限定 豪華SSイラストカード
特別番外編「幸せな理由」より

 大手町での打ち合わせを終えた樟栄佑は、北陸新幹線改札に近いロッカーからボストンバッグを取り出した。それからスマホを確認する。
 入っていた連絡は仕事に関するものばかりで……。



……続きは初版限定特典で☆

Special Gallery

カバーイラストギャラリー

「霞が関で昼食を」シリーズの装画を担当するおおやかずみ先生に、今回の新刊を含めたシリーズ5冊のカバーイラストの思い出を語っていただきました!


1『霞が関で昼食を』

1『霞が関で昼食を』

作品紹介

財務省官僚・立花の部署に樟が配属された。樟は立花の母校である名門中学の後輩で、その頃から立花を想い続けてきたと熱く告げ―。

おおやかずみ先生より

「とにかく初めて描く立花と樟ということで、二人のイメージをつかむために描いたキャラクターラフを提出したんです。するとふゆの先生も編集部の皆さんも『このイラスト、そのまま表紙でいいじゃないですか!』と言ってくださって……。『ほんとにいいの?』とびっくりしつつ、カバーイラストに決定しました。別々に描いた二人のラフを、立ち位置のみ調整しまして、あとはほぼそのまま……という(笑)」

2『霞が関で昼食を 恋愛初心者の憂鬱な日曜』

2『霞が関で昼食を 恋愛初心者の憂鬱な日曜』

作品紹介

樟の想いを受け入れた立花。しかしキス以上のことをしない樟の素っ気なさに、立花は逆に苛立ちさえ感じてしまい―。

おおやかずみ先生より

「立花と樟のツーショットで、1作目とは違う感じで……と考えて、まず二人の立ち位置を左右逆にして、立花は上着を肩にかけてみたりしました。彩色のときにはあまり深く考えず、二人に似合う色合いで塗ったところ、立花のスーツの色が前回と同じくグレー系に……。全巻通して『立花をできるかぎり綺麗に描く』というのが、かなり重要なポイントかもしれません」

3『霞が関で昼食を 三度目の正直』

3『霞が関で昼食を 三度目の正直』

作品紹介

同棲をはじめることになったふたりは激務のためすれ違いが続く。溺れるような恋愛感情を初めて自覚した立花は自分自身に困惑してしまう。

おおやかずみ先生より

「1・2作目の二人よりも、少しやわらかめな空気なしよう思ったのがこの3作目です。立花と樟の距離が近づいている感じを出したくて。これまで背景に赤系、黄色系と、わりと明るめの色がきていたので(編集部注:背景色はデザインで入れています)今回はグレースーツは避けて、二人ともダークな色合いのスーツにしてみたら、案外濃い色がバックにきたので、落ち着いた雰囲気のカバーになりました」

4『霞が関で昼食を 幸せのその先は』

4『霞が関で昼食を 幸せのその先は』

作品紹介

ふたり暮らしは予想外のことだらけで、戸惑う立花。樟からは固い覚悟と深い愛情を感じつつも、立花は罪悪感を抱いてしまい―。

おおやかずみ先生より

「これまででいちばん二人の接触度が高いイラストです。3作目では樟のほうから寄っていっていたのですが、この巻では立花のほうから手を出しているのが大きな進歩かなと(笑)。このシリーズのイラストを担当するにあたって、スーツについていろいろ調べてみたんですが、こだわりはじめるとこのギョーカイは沼が深いということがわかったので(笑)、あまり難しいことは考えず、浅瀬で楽しもうと決めました」

5『霞が関で昼食を つかの間の休息』

5『霞が関で昼食を つかの間の休息』

作品紹介

立花は、樟とともに軽井沢へと向かった。それは多忙を極める二人が濃密な時間を過ごすための、特別な小旅行。

おおやかずみ先生より

「サブタイトルが『つかのまの休息』ということで、バカンス感というか、これから旅行にいくぞオフだぞ、というイメージで描きました。素敵な軽井沢旅行のお話も入っていますし、いっそスーツをやめて私服にしようかとも考えたのですが、霞が関のエリートにはやっぱりスーツが似合う……ということで、上着を脱がせる方向で落ち着きました。今まででいちばん動きがあるイラストかもしれません」

著者の近刊

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