STORY
それぞれの「空」を描く連作短編集
「蒼穹」は「青空」のこと。それは、立原(たちはら)と高杉(たかすぎ)の物語だった。そして、彼らを見守る他のカップルの上にもやはり、同じように「それぞれの空」がある。いつも二人で見上げていた英成学院の空を久しぶりに見に行く賀来(かく)と篠川(ささがわ)、スモーキーピンクの不思議な雪空を見上げる神城(かみしろ)と筧(かけい)、そして次の新しい物語の主役となる貴志(しき)と森住(もりずみ)の空のエピソードなど、人気キャラクターたちの「空」にまつわる連作短編集。『蒼穹』の後日譚、ここに登場!
著者からみなさまへ
こんにちは、春原(すのはら)いずみです。『蒼穹』の後日譚から始まる短編集『それぞれの空』をお届けします。恋人たちはいろいろな思い出を紡ぎながら、仲睦まじく日々を過ごしています。そんな日常を「空」をテーマに短編で繫いでいきます。それぞれのカップルが見上げる空はどんな色をしているのでしょうか。ゆっくりとお楽しみください。